第153章 子猫の開脚いいね

福田祐衣はすべてを察し、宮本陽叶が電話を切るのを静かに待ってから口を開いた。

「あの男に、本当に高飛びする度胸なんてあるの?」

「C&Mグループを敵に回したんだ。大原グループは、実質倒産したも同然だ」

宮本陽叶は薄い唇の端を吊り上げた。

「奴に逃げる度胸はない。だが、C&Mグループが手を下さずとも、大原グループが潰れるのは時間の問題だ」

「今は金を出そうにも出せない状況だが、念のためだ」

福田祐衣は思案顔で頷いた。

……

翌日、福田祐衣はいつも通り会社へ出勤した。

昨夜は十分に休息を取ったおかげで腕の痛みはずいぶん引いていたが、持ち上げるとまだ鈍い痛みが走る。

「福田さん...

ログインして続きを読む